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クラウド会計

クラウド会計という言葉、耳慣れないですよね。
私達、税理士も数年前まで、知りませんでした。普及してきたのはここ最近ではないでしょうか?
そこでクラウド会計について、まとめてみました。

1. クラウド会計とは!?

簡単にいうとインターネットを介してサーバー上(クラウド)とパソコン間でデータをやりとりする会計ソフトのことです。これまではパソコンにインストールされた会計ソフトを起動し、会計伝票を入力、データをハードディスク内に保存するという作業手順を行っていました。それが、クラウド会計になると、ソフトの代わりに、インターネットサーバーにアクセスして会計伝票を入力、作成したデータもインターネットサーバー上に保存を行います。そのため、職場はもちろんご自宅や外出先など、WiFiなどの通信環境が整うところでは、いつでもどこでも、忙しいあなたをサポートします。今までの、会計ソフトのイメージをを持っていると少し驚きですよね。クラウド会計の特徴やメリットについては次の項目でご説明します。これからのことを考えて、クラウドでの会計環境をご検討されてはいかがでしょうか。

2. クラウド会計のメリット

パソコンが万一壊れても安心。
データはサーバーに保存されているので、突然パソコンが壊れても青ざめる心配がありません。
どこでも使える。
オフィスでも自宅でも移動中でも、どこでもログイン可能です。
タブレットやノートパソコン、あまり実用的ではありませんが、スマホからもログインできます。
Windows以外の端末にも対応
タブレットやスマホ(iPadや,iPhone、android)はもちろん、Macbookでも大丈夫です。
Macユーザーの方には特におススメです。2020年の状況では、グーグルからクロームブックというアンドロイド OSのPCもでてきました。こちらをご利用される方にもおすすめです。
情報の更新
常に最新の経営データを確認することができます。
人工知能による学習システム
使うたびに人工知能が学習をするので、科目などを自動で振り分けしたり、帳簿を作成してくれるので取引内容の入力も効率的。そのため、人件費の削減にも貢献できます。
人為的ミスの軽減
銀行口座やクレジットカードのデータなどを自動で取り込み、帳簿作成するので、人為的ミスが減らせます。
データ管理の利便性
データをクラウド上に保存することで、毎回バックアップ行う煩わしさから開放されます。

3. クラウド会計のデメリット

  • 入力にタイムラグが生じ、高速入力に向かない。特に現金レシートの入力に時間がかかることがあります。※少しづつ解消されつつありますが、クラウドソフトの宿命です。これを解決する方法については、エクセルやそれぞれの会計ソフトの高速入力モードをご利用ください。
  • 人間のチェックが必要機械が自動で作成するため、重複・整合性チェックが必要。
    簿記の知識が必要ないように作っていますが、最後は人間の力がまだ必要です。

4. なぜ、税理士が、クラウド会計をおススメするの?

データの消失を防げる
パソコンが壊れてもデータが消えることがないので安心です。また、WindowsだけでなくMac環境にも対応しており、自宅のパソコンやタブレット、スマートフォンからもアクセスし使用できます。
仕事とプライベートのワークバランスの改善に効果的です。
レジアプリや請求書アプリ、クレジット決済アプリ、Eコマースサービスと連携できます。仕事で作ったデータをそのまま会計データに加工でします。経理にかける時間を短縮することで、労働時間の短縮を図れます。
社長に低コストで参謀役がつく
タイムリーな経理情報を使って、上場企業並みに迅速な経営判断ができ、黒字倒産を防ぐことにもつながります。
移動時間の有効活用
移動時間などにデータを見ながら経営を考えることができ、経営戦略や様々なアイディアを生み出す時間を有効的に創出できます。

5. クラウド会計ソフトの比較

佐々木晴明税理士事務所で、使っているソフトは以下の4つです。この4つのシェアを合わせると全体のシェアの93%以上(2020年4月リサーチ会社調査結果)になります。迷われる場合は、まずはシェアの大きいものもオススメです。使っている人が多いほうが色々情報が入ってきます。ただし、クラウド会計のソフトは非常に開発スピードが速く、日進月歩で機能が追加されていきます。迷われる際はご相談ください。下記4つのソフトすべて使えるプロが、あなたのビジネスを伺って最適なソフトをご提案いたします。

freee(フリー)

経理初心者向きでスモールビジネスの個人事業主・法人・新規開業者にオススメのソフトです。簿記の知識のない人でもそれらしく作れます。(あくまでもそれらしくです。完全ではありません。)また、確定申告のガイド機能が素晴らしく質問に答えるだけで簡単に確定申告が作成できる点で、MFクラウド会計よりも初心者に優しいつくりになっています。ただし、操作性に個性があり、簿記の知識がある方や他の会計ソフトを使ったことのある方にとっては、使いづらいかもしれません。口座という独特の概念を使うため、会計知識があるとその知識が邪魔をして意味がわからなくなります。自分の入力したいことをネットで検索しても、複式簿記の仕訳で説明しているページがほとんどです。ですから、わからない時に自力で調べるというより、freeeに電話かチャットで質問する必要あります。税理士と契約せず独力で頑張る場合、個人事業主はプレミアムプラン(@3,316円*2023.5現在)でないと電話サポートがつかないため難しいと思います。freeeはほかの会計ソフトと比較すると、請求書を作成できるサービスが無料でついてくる点がうれしいですね。プレミアムプランにして電話サポートにしてもできない方は、対面でも教えてもらえる税理士事務所と契約することをお勧めします。
こんな人にオススメ:簿記はわからないけれど必要に迫られている方。経理の時間短縮を図りたい方。

佐々木事務所では、2020年8月に認定スペシャリストを取得しました。また、導入実績から星4個の評価(2023年5現在)をいただいており、埼玉県西南部では、特に導入実績が多いです。

初めての方がfreeeを使ってみたいという場合には、ちゃんと操作方法を理解していて運用実績の高い税理士事務所と契約したほうが良いでしょう。アドバイザー登録はしていますが、 使い方が不慣れな税理士も多いのが実情です。

 

弥生オンライン(やよいオンライン)
多少専門用語での記載があるので、経理初心者には、はじめは少し分かりにくいかもしれません。しかし、老舗の会計ソフト会社のため、ガイダンス機能が充実 しています。そのため知識がなくても覚えるのは比較的容易です。また、freeeやMFとは異なり、銀行や口座から都度、取引記録を取ってくる方式で、 freeeやMFより煩雑ですが、情報セキュリティ面での質は高いと思います。
そんな会計ソフトシェアNo.1の弥生ですが、クラウドは後発組です。今後の開発スピードの猛追に期待したいですね。
それから、クラウドではなく通常の弥生会計ソフトを使ったことのある人は自動仕訳取込の機能である「スマート取込」のみ使ってみるのも便利です。通常の弥生会計で高速入力しながら「スマート取込」だけ活用するというのもありだと思います。現在、無料キャンペーンを展開(2023年5月現在)しており、一気にシェアを取りに来た印象があります。最近弥生レシートというスマホアプリが増えました。現金レシートを写メでとることで、自動仕訳をしようというアプリです。精度は
さほど高くありません。どんどん開発が進むと改善されていくと思います。
また、去年請求書作成アプリのmisocaを買収しました。これに伴い、misocaで請求書を作成して弥生で自動仕訳という道が出来上がりました。ただし2023年5月現在新料金体制に代わり、年額8,000円(15通まで)かかるようにかわってきています。ただ、弥生の確定申告オンラインはR4年の確定申告で佐々木も使ってみましたが、正直クラウド会計のソフトの中では使いずらいです。無料で初年度試せますので、需要は大きいのですが、まだ2023年段階では他社と比較すると操作性の問題で残念なところがのこるため開発に力を入れていただきたいとと思っています。
こんな人にオススメ:とにかく安く始めたい!初めは無料がいい!年商100万円未満のプチ起業の方向け。
MFクラウド(マネーフォワード クラウド)
バックオフィスの業務効率化なら「マネーフォワード クラウド」家計簿ソフトのマネーフォワードと混同しやすいです。確定申告または法人会計はMFクラウド確定申告・MFクラウド会計といいます。ちょっと高いですが、高機能でコストパフォーマンスの高さでは一番上です。今まで別の会計ソフトを使ったことがある人には、一番のオススメ。現金レシートの入力も分かりやすく、レシートが月50〜200枚越える人には特に使いやすいです。2019年5月に値上げしました。従来の単純な会計専用ソフトではなく、請求書・給与明細・経費精算などをパッケージングした料金に変更しました。現状最低金額が個人事業で月800円から法人で月1980円からです。使える税理士事務所も多いのが魅力の一つではないでしょうか?freeeよりもバグが少ないので申告ミスが起きずらいソフトだと思います。
こんな人にオススメ:別の会計ソフトを使ったことがある方(簿記の知識がある方)*クラウド会計の中ではクセの少ない正直なソフトです。従業員がいるので、給与明細も作りたい。売上先にだす請求書も出したい。従業員からの経費精算もしたい。こんなニーズのある方向けです。一人企業ではなく、複数人の従業員のいる人向けのソフトウェアだと思います。
ソリマチ 会計王(MA1)
今一番私の事務所で推している法人向けソフトはこれです。法人個人ともに月1,500円ですので、コスパが高いです。インターフェースが昔の会計ソフトっぽい感じです。しかし、意外に多機能で、予算作成や未来予測など機能面で、充実しています。別の会計ソフトですと最近のソフトはどこもプレミアムプランやビジネスプランなど上位のプランに入っていないと機能制限が大きく結局コマーシャルしているように使えないソフトがほとんどです。弊所とご契約の方は、画面共有できるのでやり方をやさしくお伝えすることができます。更に、詳細な分析資料がついてきます。数字の見方を税理士と一緒に勉強できるのが大きな強みです。デメリットは、ネットバンキングはOKですが、ECなどのデータ連携が他のクラウド会計よりも弱い点と請求書・給与計算ソフトは連携とれるものがないで、別で用意する必要あります。
こんな人にオススメ:見た目より機能!コスパのいい会計ソフトを探している (弊所でご契約されているお客様は遠慮なく操作方法を聞いてください。)

6.クラウド会計以外の選択肢もご用意してあります。

クラウド会計はものすごく便利です。しかし、人によっては、ネットがあまり得意でない方、パソコンにアレルギーのある方もいらっしゃると思います。そこで弊所は、他にも選択肢をご用意しております。

 

 

①弥生会計・弥生の青色申告

マウス操作で直感的にできるので、日本で一番シェアの多いソフトです。大手の電気店でも必ずおいてあるので目にする機会が多いです。法人用42,000円前後。個人用一三〇〇〇円前後。弊所の割引を使うと少しだけ安くなります。

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