所得税の節税1 そもそも所得税とは何?

川越で税理士事務所をしています。佐々木です。今回は佐々木事務所スタッフにブログを記載してもらいました。
以下、本文です。
全国経理教育協会の消費税法と所得税法の試験(いずれも2級)を受けました。結果は両方とも合格。安堵すると同時に、これからやってくる年末調整や確定申告の仕事について思いを巡らせました。経験1年弱の私の目線から、所得税の節税方法について考えていこうと思います。
そもそも所得税ってなに?
所得税とは、一人一人が受ける「所得」の額に応じて掛かってくる税金です。所得が多いほど税金は増えていきますし、少ないと減ります。つまり、この所得を減らすこと(所得控除)が、すなわち節税であると言えそうです。
確定申告をしない給与所得だけの方は、この税金を納税している、という感覚があまりないかもしれませんが、所得税は毎月会社に一旦徴収され、会社を通じて税務署に納められます。これを『源泉徴収』と呼びますが、その額が多少多めに設定されているので、年末調整で税額が確定した際、還付になることが多いのです。
所得とは、ざっくりいうと商売の「もうけ」のこと
所得税の場合、法人と違って赤字は基本ありません。あるとすると
生活費>もうけ(所得)
となるケースです。この場合、お金がどんどんなくなっていきますし、生活費には所得を減らす効果もありません。
節税のみを考えると、所得控除に使える『経費』をたくさん使って所得を減らせばいいのですが、そうすると事業が傾くのでバランスが大切です。
続きます。