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税務調査シーズンイン!建設業税務調査その3・「とっぱらいに気を付けて」

個人向け税務調査 シーズンイン

こんにちは、川越市、市立川越高校前で税理士事務所を経営しています佐々木です。

7月10日~税務署は人事異動の時期を迎えます。この時期を越えると、新しいメンバーと体制で新年度がスタートします。

ちょうど、7月末から8月は、ようやく新しいメンバーでの体制が起動し始め、税務調査のターゲットとなった人たちへの連絡が入り始めます。

毎年、うちの事務所にも税務調査の立ち合い要請が顧問先でないひとから入ります。

一人で不安な場合に、税理士を雇うことで、解消する不安もあると思います。

今回は、建設業特融の応援の現金支払い問題とその対策について、自分の経験をもとに記事にしたいと思います。

 

建設業特融の問題  臨時に人を集める必要あり

建設業特融の問題として、大きな現場の仕事が決まると、自社で人が集められないことが往々ちしてあるため、外部から応援を呼びます。

これは日雇い労働者を1日単位でお願いするため、電話番号は知っているけれどどこに住んでいるのかわからないという希薄な人間関係の人にもお願いするケースがあります。

 

日雇い労働者にとっぱらい(現金支払い)

税務調査で問題となりやすいのが、とっぱらい(現金支払)の外注への支払いです。

現場の1日が終わると、日雇いの外注に現金で支払う慣習が、建設業にはあります。

特に、領収書をもらっていないケースも往々としてあるため、税務調査でその分の経費が認められないケースがあります。

人によっては、なかなか領収書をくれない人や領収書をもらう前に連絡先が変わったり、関係が切れたりするケースも散見されます。

 

 

とっぱらい(現金)で欲しがる領収書をくれない相手への実践的 テクニック1 スマホで振込

現金で手渡しをするのを喜ぶ、外注さんのうち領収書にサインをしてくれない人もいます。これがもらえないと、経費が立証できないため、支払う側は工夫を凝らすことで税務調査で経費にならないといわれないように防御することができます。

テクニック1 スマホで振込 最近は、財布にだいたい皆さん1枚はキャッシュカードが入っています。それを見ると、相手の銀行口座の振込先が分かるため、その場で、スマホから支払ってしまうということができます。

これは、ネットバンキングに登録しておりスマホから振込ができる人向けです。

 

とっぱらい(現金)で欲しがる人向けの実践的 テクニック2  支払いの記録を立証する

会話の中で相手の名前(漢字)や連絡先・住まいなど聞きだしてメモを取っておく。カレンダーに、応援を頼んだ相手の名前を記載しておく。相手の乗っている車のナンバーを写メしておいて印刷して取っておく。

自社の決まりとして、現場ごとの工事台帳を作成し、現場に入る職人さん全員に朝現場に入る前に、住所・名前・連絡先を記載してもらう。

架空人件費(人件費の水増し)でないことを立証するとこがここのポイントです。

身元を明らかにしない(できない)人間は応援を頼んだら、経費が立証できず自分が損することになると強く自覚して、記録づくりを毎日の仕事に加えてください。

 

 

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